修論執筆を振り返って
藤原 希 (2012年2月末)
修士論文タイトル 恋愛関係崩壊時の状況がその後の過程に及ぼす影響について

【テーマ設定の流れ】

(1)模索期〜やりたいことがわからない
M1のはじめの頃は職業の継承性について興味を持っていました。それが自己決定感、さらにはやりたいこと探し、動機づけ・・・と少しずつ変化していき、迷走に迷走を続けました。

(2)転換期〜まさかの恋愛に走る
迷走が故に、「動機づけ=何かに向けてがんばる=恋愛?」というわけのわからない発想に至り、とりあえず恋愛心理学関係の論文を読んでみました。そうしたら意外と(?)おもしろく・・・恋愛系でいこう!というのを決めました。

(3)発展期〜ネガティブが好き
とりあえず恋愛系にするのを決めたものの、恋愛の中でもどんなテーマを扱うのか悩みました。恋愛の類型やアイデンティティに関するもの、失恋に関するものなどたくさん読みましたが、その中でも自分が「これだ!」と思ったのはなぜか失恋後のどん底の心理状態でした。
そんなわけで、失恋後のダメージに焦点を当てていくこととなりました。M1の11月頃のことです。

【苦労したこと】

M2の夏までは、採用試験の勉強との並行がものすごく辛かったです・・・。試験が終わっていざ修論!となってからも、今度は問題意識が明確にできておらず、10月は暗中模索な日々でした。結局、提出までずっと頭を悩ませたのはこの問題意識でした。
あと、質問紙の冊子作成&郵送にけっこうなお金がかかりました(笑)貧乏学生には辛い出費でした・・・。

【修士論文を終えて・・・】

私自身、学部時代の卒論にものすごく大きな後悔がありました。わけがわからなくなって、がむしゃらのままに提出し、あとで読み返したらSomething newも何もない先行研究の裏付けのようなレポートで、本当に悔しく、情けない思いをしました。だから修論では絶対に失敗したくない!という思いが強かったです。
そんな思いから出来上がった修論は決して超ハイクオリティなものではないかもしれませんが、卒論のときに一番あった「自分はこの論文で何が言いたかったのか?」「この研究の意義は何か?」ということははっきりさせることが出来たので、それに関しては達成感です。
あと、テーマ的に自らの過去を顧みるいい機会になりました。

【後輩へのメッセージ】

2年間はあっという間です。研究も大事ですが、いろんな人との交流で世界を広げてください。
何よりも、なかまゼミは超イケてるゼミですよ!ステキな2年間を本当にありがとうございました! (^o^)/


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