卒論執筆を振り返って
居内 瞳 (2013年2月末) |
卒業論文タイトル |
女性小学校教師の化粧度と心理特性、および ストレスとの関連について |
【どうしてこれに着目したのか】
私が特に興味を持っていた分野は、「公的自意識」「対人関係」「化粧」という分野でした。その中でも、はじめは、心理系の2つの分野に限定して、問いを探していました。
しかし、私は自分の価値観を重視するあまり、テーマを決める際に必要な問いが思い浮かびませんでした。
さらに、その時その時の自分の感情や悩みによって、興味のある分野がすぐに変わってしまうことから、
「テーマを心理系ではなく、化粧にしてみては?」と中間先生から助言を頂き、化粧に着目しました。
しかしそれでも、「化粧はするべきだ、いいものだ」という自分の価値観から抜け出せずにいました。
そのような中、教育実習にいったことで、教育の分野にも興味を持ち始め、さらにテーマが錯乱しはじめたとき、
新井先生とお話したことと、中間先生のご指導のおかげで、このテーマに辿り着くことができました。
このテーマは、今まで自分が興味を持っていた分野を網羅しており、それが、これでいこう!と思えた理由でした。
また、女性小学校教師は一般女性と比べて化粧が薄いことから、一般女性では明らかになっている化粧の効果や化粧をする動機となるものが女性小学校教師においてもなりたつのかという問いがでてきたためです。
|
【怒涛の卒業論文生活を振り返って】
私は、活字が大嫌いで、文章を読んだり、論理的に物事を考えたりすることがとても苦手でした。
そのため、卒業論文を書くということは、言い換えれば、自分の嫌いなことと向き合うということでした。
それが苦しくて、最後まで逃げ腰で卒論を進めてしまっていましたが、そのような私を見捨てず、
時には厳しく接して下さる中間先生のおかげで、卒論と向き合うことができました。
卒業論文から逃げてきたため、執筆し始めたのが遅く、その分最後の一ヶ月は苦労しましたが、アンケートに協力してくださった方々や、
統計に朝方まで付き合って下さる先輩、共に頑張ってくれたゼミ生のおかげで、最後まで頑張ることができました。
「卒業論文に向き合うことができるのか」、「完成することができるのか」、自分が一番不安でしたが、苦手なことに向き合い、
本気になることができたこと、納得いくまで取り組めたことが、自分の自信になりました。そのような境地でしか感じることのできない達成感も感じることができたと思っています。
結果は、自分の予想とは違う部分もありましたが、考察を通して、その結果に納得することができました。
自分の立てた問いに対して調査をし、その結果に対して自分なりの考察ができ、納得のいく結論がだせたこと、やりきれたことに満足しています。
そのようにして完成した卒業論文は、私にとって苦手なことに向き合い、妥協せずに最後まで力を注いだ作品です。
決して1人ではできず、多くの方々に助けてもらいましたが、その分人に感謝することを学びました。
卒業論文を通して、私は人として大切なことまで学ぶことができました。
何事にも全力で向き合った分だけ、様々なことを感じ、成長できるということ、自分の力だけではできないことを感じ、
その分周りの援助や、支えに心から感謝できるということなど、たくさん学んだことがあります。
それを感じることができたのも、このような私を見捨てずに、本気でご指導して下さる中間先生のゼミ生であったからです。
「卒業のために書いて、提出すればいい」という私の甘い考えを、「一つの作品として誇れるものに仕上げる」
という考えに変えてくださったのも中間先生です。このような根本の考えを変えるために、先生がかけてくださった気力や、
思いは並々ならぬものであったと思います。ここまで育ててくださり、本当に、本当にありがとうございました。
|
【後輩のみんなへ】
後輩の皆さん、卒業論文を単位のためではなく、大学生活の総まとめとして、自分の精力を注ぎ、本気で取り組んでみてください!!
その分、自分の卒業論文に愛着が持て、さらに、色んなことを学び、人として、成長することができます。
卒業論文って思ったよりすごい!!
中間先生は時として、厳しく、心が折れそうになることもあります・・・><
でも、それは愛です。真摯に受け止め、実行に移せば、必ず成長できます!!
先生を信じ、自分を信じ、仲間とともに頑張ってください!
最後まで逃げずに、めげずに、妥協せずに頑張ってください!
心の底から応援しています!!
|