修論執筆を振り返って
泉 美穂 (2016年3月) |
修士論文タイトル |
児童期から思春期の自己概念に対するソーシャルサポートの影響
−サポートの送り手の要因を考慮して−
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【どうしてこれに着目したのか】
小学校教員となって20数年?! 現場で子ども達にかかわっていると、いろいろな子ども達に出会ってきました。
そのなかで感じたことは、「子どもって、いろいろな人とのかかわりのなかで育つ」ということでした。
小学校に入学してからは、同年代の友だち、担任の先生をはじめとしたたくさんの先生、地域の方々等、
といったそれまでの親子の関係から自分を取り巻く人とのかかわりにも世界が広がっていきます。
そうしたとき、子どもとかかわるどんな人(他者)がどんな風にかかわっているのかを知りたく、
この点に着目しました。
このように、かっこよく書いていますが、自分でも自分のやりたいことが明確にならず、
修士論文を書いていくなかで、いえ、書き終えようとした時にやっと明確になってきたというのが正直なところです。
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【苦労したこと】
私にとって、苦労したことは3点です。
1点目は、自分はいったい何を知りたいと考えているのか。
2点目は、論理的に書くということ。
最後に3点目は、自分の思いや考えていることを文章化するということ。
とにかく、この3点でした。ということは、全部?!(笑)
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【執筆を終えて自分なりに満足していること】
修論を書き終えた今でも、あの部分にはこの先行研究を入れて、
こんな風に書けば良かった、こんなことも書けた、あんなことも調べることが…等、と思っています。
このような思いもありますが、学位論文報告会で発表、調査協力校へフィードバックを持って行き報告、と
一つひとつ修了に向けまとめを行ないながら、これまでのことを客観的に振り返ることがやっとできるようになってきました。
修士論文を書くなかで、これまで自分が逃げてきた弱い面と、
気づいていなかったけれどもそれって良いところなんだよというプラス面に気づくことができました。
自分を正面から見つめ直すことができたことは、私にとって大きな節目となりました。
このような自分への思いを経ながら、少しずつがんばったって言っていいのかな…と思えるようになりました。
弱みも強みも含めて、自分なんだ。修士論文を書き終えた今がゴールなのではなく、
今からがスタートであり、成長し続ける自分でありたいと思っています。
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【後輩へのメッセージ】
これから修士論文を書き始める皆さん。第1回目(12月)、さらにバージョンアップした第2回目(2月)を提出し終えた時、
中間ゼミのゼミっ子であったことを誇らしく思う日が、一つの成果を成し遂げた皆さんに必ずやってきます。
その日に向って、楽しく順調な日ばかりではないと思います。
中間先生という大きな存在と自分の力を信じて、とにかく前をむいて向って進んでください。
必ずゴールは、やってきます。
書き終えた者しか味わうことのできない、自分にとって大切な何かを感じ取ることができる。Fight!!です。
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