兵庫教育大学大学院学校教育研究科(臨床心理学コース)
  Department Clinical Psychology, Graduate School of Education,
     Hyogo University of Teacher Education
     認知行動療法/ストレス科学研究室 (伊藤大輔研究室)

 
【現在,研究室で取り組んでいる主な研究テーマ一覧】

PTSDの発症や維持メカニズムの解明とそれに基づいた効果的な心理支援や被害・被災者支援のための研究

トラウマ焦点化認知行動療法,構造化開示,コルチゾール,ワーキングメモリ,トラウマの性質(致死性),症状に対する解釈,ノーマライゼーション,脱フュージョン,マインドフルネス,エクスポージャー,イメージ書き換え技法,外傷後成長

トラウマケア従事者に必要なコンピテンスとスキルアップトレーニングプログラムの開発

被災支援,被害者支援,コンピテンス,専門家,非専門家,社会養護施設職員,トラウマインフォームドケア,突き放した関心,エビデンスプラクティクス・ギャップ

日本の認知行動療法の質保証に向けた教育トレーニングシステムの構築の試み

コア・コンピテンス,教育内容と方法,トレーニングガイドライン,教育研修プログラムの精緻化,英国認知行動療法学会

休職者に対するストレスマネージメントや復職支援プログラムの精緻化に向けた研究

うつ病,不安症,発達障害,適応障害,職場に焦点化した認知行動療法,集団,復職困難感,機能的アサーション,ACT,価値,マインドフルネス

 

 【外部獲得資金】

労働問題リサーチセンター 研究助成 2024年9月~2025年9月
月経前不快気分障害がプレゼンティーズムに及ぼすメカニズムと緩和要因の解明(研究分担者)
 
日本学術振興会科学研究費 基盤研究C 2024年4月~
トラウマ初期支援の研修・教育プログラムの開発とその有用性・有効性の検証(研究分担者)
 
日本学術振興会科学研究費 基盤研究C 2023年4月~2026年3月
 エビデンス・プラクティクスギャップを考慮した心身融合型トラウマ回復支援法の提案(研究代表者)
 
日本学術振興会 令和5年二カ国間交流事業 2023年4月~2025年3月
仮想空間で発生するアバター性暴力:デジタルデバイスを介した性暴力の影響被害の解明(研究代表者)
Sexual Violence through Avatars in the Virtual World: Effects on the Mental Health of Victims and Differences from Other Technology-Facilitated Sexual Violence
 
日本学術振興会科学研究費 基盤研究C 2023年4月~2026年3月
家庭と学校の効果的な役割分担による児童の抑うつ低減プログラムの開発と効果の検討(研究分担者)
 
ヘルス・サイエンス・センター 研究助成事業 2023年1月~2023年12月
「働きがい」に着目した新たな職場復帰支援法の構築に向けた試み -第三世代認知行動療法の価値とマインドフルネスが及ぼす影響-(研究代表者)
 
総合健康推進財団 一般研究奨励助成  2023年1月~2023年12月
オンライン上で発生する隠された性暴力がもたらす新たなトラウマ被害:支援法確立を目指した実態理解(研究代表者)
 
日本学術振興会科学研究費 基盤研究C 2019年4月~2022年3月
身体志向アプローチの効果メカニズムに着眼した心身融合型のトラウマ回復支援法の開発(研究代表者)
 
日本学術振興会科学研究費 基盤研究C 2019年4月~2022年3月
トラウマ初期支援に要するコンピテンスとそれに基づく教育・研修プログラムの開発(研究分担者)
 
JR西日本あんしん社会財団 2019年4月~2020年3月
外傷後成長の2つの側面に着眼した新たな被災心理支援プログラムの開発 –ポジティブ心理学的アプローチは被災者支援に有用か?- (研究代表者)
 
発達科学研究教育センター H30年度発達科学研究教育奨励賞 2018年11月~2019年11月
被虐待児の可塑性から捉える養育支援のあり方の検討:社会養護施設従事者の養育的関わりの諸特徴が入所児の心身の状態改善に及ぼす効果の検討(研究代表者)

JR西日本あんしん社会財団 2018年4月~2019年3月
被災学校構成員の相互間ネットワークの活性化に基づく心理プログラムの開発 -組織的レジリエンスの向上を目的として-(研究代表者)

日本学術振興会科学研究費 基盤研究B 2016年4月~2020年3月
認知行動療法の質保証に向けたコア・コンピテンスの解明と教育研修プログラムの精緻化(研究分担者)

日本学術振興会科学研究費 挑戦的萌芽研究 2016年4月~2019年3月
新たなトラウマ定義に基づく震災被災地域の要支援者への心理・教育・就労の統合的支援(研究分担者)

日本心理学会 第5回東日本大震災からの復興のための実践活動及び研究助成(2015年8月~2016年8月)
被災地域学校の生徒および教諭の相互ネットワーク活性化を通じた心理社会的支援 (研究代表者)

琉球大学後援財団助成金 平成26年度 教育研究奨励事業 「琉球大学が主催するシンポジウム等及び琉球大学教員が責任者となって沖縄で開催される学会等支援」 申請構成員 認知・行動療法コロキウム'14 in 宮古島の開催

日本学術振興会科学研究費 若手研究B 2014年4月~2018年3月
外傷性ストレス体験者の否定的・肯定的な認知や活動に着目した心理的介入の有効性の検討 (研究代表者)

財団法人 メンタルヘルス岡本記念財団 平成25年度研究・活動助成
東日本大震災高校生への森田療法と認知行動療法を用いた集団介入の効果 (研究分担者)

日本学術振興会科学研究費 研究活動スタート支援 2012年4月~2014年3月
外傷性ストレス体験者の否定的・肯定的な認知や活動に着目した認知行動論的研究 (研究代表者)

日本学術振興会科学研究費 研究成果公開促進費 2012年7月
トラウマ体験者の外傷後ストレス症状に関する認知行動モデル (研究代表者)

日本学術振興会 特別研究員奨励費  2010年4月 - 2012年3月
トラウマ被害者に生じる外傷後ストレス反応の維持要因の解明と介入プログラムの開発 (研究代表者)