兵庫教育大学  教育実践高度化専攻  小学校教員養成特別コース
  
本文へジャンプ

                   

 第1回 授業実践力アップセミナーを開催しました。 

日時:平成21年3月3日(火) 

    午前の部  10:10〜12:10 (算数科)

    午後の部  13:10〜15:10 (音楽科) 


場所:共通講義棟  104教室

新学習指導要領が目指していることを具体的に話していただきました。

    講師 九州女子大学 准教授 赤井 利行先生

活動的なセミナーになりました。

       講師 比治山大学 准教授 緒方 満先生

 第1回授業実践力アップセミナー参加者数 43名でした。 

 今回のセミナーに関しては,学生のリフレクションカードを紹介してまとめとします。
 
参加者の声(セミナー終了後のリフレクションカードより。一部抜粋。)

・算数と音楽の両講座を通して,共通することは体験的活動での学びが今後さらに重要となることです。数字の羅列を計算するだけの授業でや歌って終わるだけの音楽科の授業では学習効果が期待できないことはわかってましたが,その課題を改善していかに実践していくかという方法に触れることができた点でひじょうに実りのある講習だったと思います。
・今回,算数と音楽のセミナーに参加して実際の小学校の現場などとあわせてお話をして頂き,とても充実した時間を過ごすことができました。音楽には体を動かすことで本当に楽しみながら音楽,「音」というものにふれることができてよかったです。また,算数については,数学的リテラシーについて最近よく見かけることが多く,いまいち数学を自分の生活に活用するということが分からなかったのですが,今回,活用ということについて理解することができてよかったです。
・他大学の講師の先生ということで,良い緊張感があって,個人的には良いセミナーでした。1年次では学べなかったこと,知らなかったことが,このセミナーを通じて,得られたのはとてもためになりました。
・算数は,自分自身苦手な教科であり,克服したい教科であるため,話を聞いていて算数に対して印象が少しやわらかくなり,あまり苦手意識をもたなくていいと感じた。
・音楽は,とても楽しく,また実際の授業風景も観れたことで,授業の進め方などイメージできるものになった。まだまだ知識が足りないために,理解できないところもあったために,改めて勉強しないといけないと思った。
・笑いも混ぜておもしろいセミナーであった。子どもの反応を見ることで,具体的な例として九九の指導,足し算の指導,発表の仕方,そして,それらを意識して,「どう思いますか」等印象深かった。
・音楽に関しては,表現活動が,かなり工夫されていて,特に小学校現場で使うことができると感じた。緊張して,楽しく,意欲をもたせて,ほめてさらなる向上を目指すことが必要だとわかった。また,音程の指導の大切さがわかった。
・教師になりたい,教壇に立って子どもと接し,良い授業を作りあげたいという気持ちやモチベーションがひじょうにあがった。特に算数は,まだ院の授業がなかったので知識がほとんどない状態で臨んでしまったが,今,小学校算数の抱えている問題や身につけたい力などを明確に実践活動例と共に学ぶことができた。また,音楽科では,音高はずれの子どもをつくらないための実践を知ることができてよかった。
・算数科も音楽科も実際の授業実践の例を様々に示しながら話をしていただきとても勉強になりました。教師の授業研究,教材研究の深さが,子どもを前にした時の授業に大きく反映されることを改めて実感しました。今,大学院で学んでいる間に,理論面の勉強と同時に,実践力を磨いていくことが必要だと思いました。講師の先生方には,また機会があれば授業実践例とともに,そのような授業を展開していくために教師自身に必要な勉強やトレーニングの内容や方法などを教えていただけたらいいなと思います。
・算数の授業に対するイメージが変わりました。発表をさせるコツや九九の計算の話など「!」となるものばかりでした。
・歌ったり,体を動かしたりと,改めて音楽は楽しいと感じました。
・私は,小学生の時は,大声を出していて,声がガラガラで調子外れのような歌声でした。そんな中,みんなの前で一人で歌わされ,笑われたことで少し歌うことがいやな時期もありました。今は大好きです。今日の話のように,まず調子外れを作らないようにし,みんなが音楽を楽しめるようにしたいです。
・算数は,苦手でしたので,赤井先生の話は少しついていけないのではないかと不安に思っていましたが,苦手な人のために話していただいたこと,話す内容がどうやって子どもの教材理解へとつなげるのかを考えており,とても聞きやすかったです。せび教員となった時には今回のことを活かしていきたいと考えてます。
・赤井先生についてですが,算数科の授業の進め方が,イメージとしてつかめました。また,算数を通して,学級づくりや具体的な生活指導の方法を示されていたので大変参考になりました。学習指導要領が改訂されての算数科の実際を聞けたことも貴重でした。
・緒方先生のセミナーは,ひじょうにおもしろかったです。授業開きの大切さがわかりました。大学の授業では,教師の実践力向上が重視なため,今日のような話は,ピアノを弾く意義や練習する意欲の向上につながったと感じています。
・赤井先生の授業では,具体的な指導を教えていただき,道具の使い方など技術を教えることの大切さを知りました。また,算数という一つの教科で,言葉で表現する力やモノを大切にすることなど,教師の意識によって,多くのことを教えることができるのだと思いました。緒方先生の授業では,体を使っての活動が多くとても楽しかったです。パワーポイントを使って,視覚で音階をとらえることは音のイメージがとらえやすく表現しやすいことがわかりました。
・普段の授業では学べないような実践的で具体的な話をお聞きすることができて,とても役に立ちました。すぐに使えそうな指導方法やコツなどはもちろんですが,それ以上に先生方の子どもの教育に対する考え方に触れることができたのが今日の一番の収穫だったと思います。赤井先生の授業では,一人だけでなく,二人以上の子どもに問題の解き方を具体的に黒板で発表してもらうことで,分からない子どもが複数の発表者の言い方や説明の仕方のちょっとした違いから自然と分かるようになることの大切さを学びました。緒方先生からは,音楽の魅力とそこにおける教師の役割の大切さを先生自身が最高のモデルとして示して下さいました。ありがとうございました!!