大学院ゼミの紹介

算数・数学教育の研究テーマは多種多様なものがあります。
これまでのゼミでは，「文章題に対する児童の解決方略」， 「正の数・負の数の指導教材の開発」といった教育現場での指導実践に直接関わるような内容をとりあげてきました．
最近では「数学的リテラシー」，「数学的モデル化」，「社会的オープンエンドな問題」といった新しい視点から のテーマにも取り組んでいます．
優れた実践家とは，学問的理論に裏打ちされた実践力を有する人だと考えます．
院生に対しては，「いかに教えるか」という方法論もさることながら， 「何のために教えるか」という目標論に対する見識を深めて欲しいと思います．

大学院ゼミの紹介

専門分野は，小・中学校を対象とした数学教育学です．
特に，子どものメタ認知や自律的な学びを促す算数科・数学科の授業づくりを研究しています．最近は，割合や比例的推論，図的表現を用いた学習に興味を持って研究しています．
大学院は他コースとの兼任なので多くのゼミ生は受けもつことができませんが，ゼミ指導では，院生自身の興味・関心や問題意識を大切にして，学び続けられる教師の育成を目指しています．

大学院ゼミの紹介

中学校現場で勤務していた経験に基づき，ゼミでは実践的な立場を踏まえた研究テーマを取り上げていこうと考えています．まずは，各自の指導経験や学習経験を丁寧に振り返ります．次に，それぞれの関心事に応じた関連文献を読み解き，研究テーマの基礎となる事柄を整理していきます．同時に，学校教育基盤実習（１年次）や教科指導力向上実習（２年次）を見据えて，授業研究の内容や方法などを明確にしていきます．教育現場で実践する際に活かすことができるような研究を目指しましょう．

大学院ゼミの紹介

もともと数学（幾何分野）を専門としてきましたが，ここ１０年以上は， 数学教育学の方に研究の重心をおいてきました．高等学校における数学的活動，中等教育のおける論証活動，探究的な学習の在り方といったテーマに興味を持っています．また，中等教育にかかわる種々の教材研究・教材開発にも興味があります．数学という教科の本質をついた真正の学びに生徒たちを いざないたいと思っています．

●個人のページ

大学院ゼミの紹介

専門分野は偏微分方程式と流体力学です．身の回りの現象を数学によって記述する， ということを目標にしています．学生の皆さんには，純粋数学または応用数学的な研究を通して，中学校・高等学校で扱う内容の背景や発展的事項を理解し，教育現場での実践に 生かしてもらいたいと考えています．具体的な研究テーマは，その学生の知識と興味を踏まえて決めます．熱意をもって研究に取り組む方をお待ちしています．

大学院ゼミの紹介

本来の専門分野は，代数的組合せ論で，組合せ論的な諸問題と代数的手法のかかわりを 扱ってきました．組合せ論などの離散数学は，初学者にも取り組みやすく，代数的な考え方が 組合せ問題を鮮やかに解き明かす場面は，数学の美しさを伝えられる探究教材の宝庫と言えるかも しれません．私自身，高等学校で勤務していた現場経験もあり，中等教育現場において 実践しやすい探究的教材をゼミでは扱いたいと思います．