教職大学院カリキュラムの下,2つの実習授業が据えられています.ただし,学部(教員養成)の実習とは性格がことなり,実践研究のための実習となっています.また,現職(教職経験が3年以上)の院生については,下記の学校教育基盤実習を免除することが可能です.
実習校は,ゼミでの研究内容と実習校の研究テーマや指導可能なテーマとのマッチングを行った上で,決定していきます.
学校教育基盤実習:1年次
実習校における授業研究に参画することで学校教育現場における教科の実践的課題となっている事柄について把握し,授業の計画,準備,実施,省察等について,体験的に学習します.そして研究推進や実践開発等にかかわる基礎的・基本的な知識・技能等を習得していきます.4週間の実習となり,週のうちの1日は大学に戻って,実習で得た知見をもとにゼミを行います.
教科指導力向上実習:2年次
ゼミで研究してきたことを基に,研究授業を行ったり,分析のためのデータを集めたりするのは,通常,この実習で行われます.特に,授業を本格的に実践することによって,課題への取り組みの方法,方策を理解し,自らの実践力を高めるとともに,研究テーマに即した教育方法・教育内容の開発及び評価を行っていきます.