授業紹介
理科分野を目指すあなたへ
『理科実験開発実践演習 I・II 』
なにか難しそうな授業名ですが,本授業では模擬授業などを通して,理科の中でも特に実験と観察について学びます.教育学部には授業技術を学ぶためのマイクロティーチングという実習がありますが,本授業の模擬授業はこれとはまったく異なります。
小学校,中学校,高等学校での授業を想定し,受講生はそれぞれが 45 分あるいは 50 分の本格的な模擬授業に取り組みます.模擬授業のテーマについては,教職経験のない受講生は基礎的な中学校理科の内容を中心に,教職経験のある受講生は日常の授業実践に発展的な内容を取り入れたものを基本とします。
そして模擬授業の立案・準備・実行と,その後のディスカッションを通して,より実践的な実験・観察の技能・知識と指導法の習得を目指します.また,将来に「児童・生徒の探究的な活動」を指導できるようになることも目標の1つです。
授業の様子
小学校理科 「ものの燃えるしくみ」
『ろうそくが燃え続けるためにはどのあなを残しておくとよいだろうか?』
高等学校生物基礎
「顕微鏡観察の基本操作(細胞の観察)」
『タマネギが成長する時,細胞と核の大きさはどうなるだろうか?』
発展的な内容
「二酸化炭素中でのマグネシウムの燃焼」
マグネシウムは二酸化炭素から酸素を奪って燃焼し,あとには炭素が残ります。