教職大学院実習
理科分野を目指すあなたへ
教職大学院実習は学級経営の実践力と高度な教科指導力の修得を目的として,主として大学院1年次に学校教育基盤実習 (4週間),大学院2年次に教科指導力向上実習 (6週間)を行います。ストレート学生の方は両実習とも必修となっていますが,現職教員学生の方は審査により学校教育基盤実習が免除されることがあります。
これらの実習はゼミでの教育実践研究と包括的に進めるものです。
実習生の声
(1) 実習ではどんなことをしましたか。
- 授業を30コマほどさせて頂きました。ほかに、期末問題テストの作成、採点、職員会議の参加など、教育実習では中々できないようなことも行いました。また、教員の事務的な仕事も見させていただきました。
- 学校教育基盤実習では、基本的には教育実習のような形となります。授業見学だけでなく、担当科目の授業や部活指導などです。時には、急遽授業に入ることもあるかと思います。
- 教育実習と同様に,授業実践や,文化祭や体育祭などを通して生徒と関わりました。また,高校生の運動の法則についての理解度について調査を実施しました。
- 通常授業(理科、道徳)に加えて、大学で設定した研究テーマに沿った研究授業を行った(ヒトの声を用いた音色についての授業)。部活動の指導も行った。
- 主に生物の授業では開発した教材を用いた授業実践を行い、探究の授業では生徒とともにフィールドワークを行いました。その他の時間は教材準備や他の授業の参観などを行いました。
(2) 実習を通してどんなことを学びましたか。あるいは,どんなことが印象に残りましたか。
- 授業をたくさん練習できたことが大きいです。実習日誌が教育実習ほど複雑ではなく、指導案も必要なかったため、授業そのものに集中し試行錯誤できて、自信も付きました。
- また、教育実習の時では知ることができないリアルな現場を体験したことで、自分に何が足りないのかを現場に入る一年前に知ったことも大きな学びです。 学んだことは、授業構成の工夫、教員同士の連携、生徒(主に通級、特別支援学級)との関わり方、部活の指導方法です。
- 授業の基本的技術を学びました。また,生徒の理解が十分でない問題を把握することができました。
- 授業づくりの基礎を学ぶことができた。また、研究授業に関しては、大学や実習先の先生と十分に相談しながら、より良い教材を作成することができた。
- 開発した教材が生徒の学力にどれだけの影響を与えるかを調査できました。また、実際に実験を行ったことで教材の改善点を洗い出すことができ、今後の改善につなげることができました。